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佐藤商会は、大手電機メーカーに勤務していた先代によって、1967年(昭和42年)に創業いたしました。

当初はカセットテープやジュークボックスの販売を中心とした、現在でいうCDショップのような事業を行っておりましたが、根っからの職人気質であった先代の心に、メーカー時代に培った想いが日増しに再燃するようになっていきました。そんな思いから、70年代初めに管工事業・電気工事業を担う設備会社に業態を替えて以来、不器用なりに粒粒辛苦を重ねながら会社を創り上げてきました。

私は、19歳の時に先代の意志を継ぐべく佐藤商会に入社しました。
全くの未経験ということもあり、最初は苦労の連続でしたが、先代をはじめとする多くの方々によるご支援のおかげをもちまして、今日までこの業界で研鑽を重ねることが出来ました。

その後、ひたむきに経験を積み重ねて自信を得るようになり、さらなる前進を図りたいと考え始めた矢先、バブル崩壊による深刻な景気低迷が顕著となる中で、ビルトイン空調の需要が低下しました。業績を安定化させる方法を模索していた折、景気に左右されることのないライフラインの1つである水道工事事業への挑戦を期すこととなり、知人の会社及びその知人の師匠格にあたる方の元で1からノウハウを学ぶことになりました。

この修行期間における、時代の変化に惑わされることなく柔軟な姿勢を執りつつ、限界を決めずに最高の技術を追究し続けるというスタンスは、『今ある成果に胡座をかくことなく、さらなる成長を見据える』という経営理念を構築するきっかけとなり、今日まで各業務に尽力する糧となってきました。
『お客さまの目線に立ったご提案を示しながら、お客様の言葉にしっかり耳を傾けることが強い信頼と高い品質に繋がる』という基本姿勢は、2009年に不帰の客となった先代の振る舞いを通じて学んだものであり、この姿勢を実践する事が『より良い仕事とより良い会社』を育てていくことに結実するものであると考えております。

共に支えてくれた家族や知人、進むべき道を示してくださった関係者各位等に恵まれ、皆様のおかげをもちまして、今日では設備ゼネコン最大手の企業様を始め、およそ30社近い元請業者様とお取引させて頂くまでになりました。
また、日々の業務を通じて行動を共にした業者様とその後の協力関係を着実に構築できたことも、弊社の強みであると考えております。
とはいえ、当社は今なお発展途上の会社です。

少しずつでも前進する姿勢を忘れることなく、佐藤商会に関わってくださる方にすべてに『やる気と誠意』を感じてもらえる仕事が出来るよう、これからも精進を重ねていく所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社 佐藤商会
代表取締役 佐藤 博樹